2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

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少し前に強打した足が今になって痛み始め、すこし歩きづらさを感じたので午前、接骨院に行った。道の途中にある歩道橋でたんぽぽの綿毛が茎からちぎれて落ちていたのを、拾って、マスクを外して吹いてみる。嬉しくなって、思わず笑い声が口から漏れ出る。一…

0429

今日は8時までに起きられた。朝食までどうにか健康な感じでとったら力尽きてしまって、お昼まで寝た。どうにも起きていられなくて、それから4時過ぎまで寝て、少し目が覚めてまた6時過ぎまで寝ていた。寝てばかりいた。罪悪感。誰に対してでも何に向かっ…

0428

起きられなかった。こうも起きられない日が続いて、それなりに寛容だった母親にも流石に呆れられているようだった。最近、アラームをいくら鳴らしても起きることができない。ひとりで暮らしていた時のほうがちゃんと起きられたような気がする。できるだけ気…

0427

朝起きると悲しくて、悲しさを消化できないまま日が暮れた。どうにか会社説明会の動画を一社ぶん見たけれど、求める人物像と少しも噛み合わなくて投げやりな気持ちになる。 こちらに越してきてから毎晩、ストレッチをするようにしている。家族が寝た後に30…

0426

圧縮すればおよそ数日分うんうん唸ってようやく字数だけが満たされたエントリーシートを提出した。むかついて、きょうこそマフィンを焼いてやろうと思った。実家とあって基本的な材料は家にあったけれど、物足りない気がして買いに出かける。父親の言によれ…

0425

朝、起きられなかった。11時近くまで寝ていた。夜更かししたわけではなかった。起きがけに気怠さが肺の底に溜まっていて、きっとそれのせいだと思った。外は晴れていて、周回遅れで1日をはじめる。実家暮らしは毎秒蓄積されている罪悪感との戦いになる。 夜…

0424

アイス、あんまり食べなかった、食べ終わった後の虚しさがあまり好きではなかった。架空のノスタルジーを背負っているものがこの世の中にはいくつもあって、例えばそれはセブンティーンアイスクリームであったり、駄菓子はまだ実体験があるからいいけれど、…

0423

昨夜、寝られなくて、久しぶりにアップライトピアノの蓋を開けた。物置と化しつつあるその上から箱や布や紙束を退けてコンセントを入れる。耳当ての部分がぼろぼろになったヘッドフォンを指す、電源を入れても何も聞こえないが、端子を回すとうまく接触する…

0422

種、それは鉛のように生き物として、肺のあたりに重たく沈んでいる。すくすくと育ち、肋骨のあたりに絡みつくのを抱えこむこともせず、あらがうこともせず、ただされるがままになって椅子の上でそれが行き過ぎるのを待つ。どうにかしようとも思えず、呆然と…

0421

きのうは小雨が降っていたが、証明書のスキャンが必要になってコンビニまで歩いた。 外に出ると薄ら寒い空気にちょっとした強気の格好を後悔した。家の近くには公園があって、自粛要請といえど毎日子どもたちが駆け回っているようなところなのだけれど、さす…

0420

中絶をする夢を見た。 向かう電車、見慣れたはずの駅は改装されたのかまったく見覚えのない姿に変わっていて、外は晴れ、オフィスビルの高い階にその病院はあるみたいだった。途中、1回生のときにだけ親しかった子に鉢合わせる。彼女は真っ当に素晴らしい人…

0418

外を歩くときはカメラを持つようにしていて、気になるものをあてもなく撮っている。中古で買ったカメラはかなり昔の機種だったから1万円くらいで手に入った、買ってすぐにオートフォーカスが機能しなくなったので毎回毎回手動でピントを合わせるのだけど、…

0417

眠れない夜を破り捨てる、本当は夜の歌なのに、初めて聞いたの早朝の夜行バスが染み付いて時間が間違ったままの音楽、本当は自分の部屋にだって大きな音を勲章みたいにして飾りたい、あらゆる記号を意のままにして、わたし本当はもうちょっと頭良かったのか…

0416

トイレットペーパーは、シングルのほうが両面をコーティングしなければいけないからダブルのそれよりも結局どうこう、という話をぼんやり思い出す。肝心の結局どうこうのあたりがどうなんだというあたりが思い出せない。その人はわたしの神様だった。3年く…

0415

朝、メールの通知で3月に一度だけ出勤したぶんが入金されたのを知る。時間差で、お店のラインが動く。もう卒業したのだけれど、誰かが抜けるのを待っていたらまだ誰も抜けないので去るに去りがたくてこの日に、16日からの営業が停止されることを知る。もう…

0414

熱狂は怖いなと思う。とりわけまるの中で熱狂するために熱狂する人々、怖いと思う。悪いことじゃないけれど、きっとわたしもどこかで同じようにしてきたけれど、でもやっぱり怖いと思う、結束の裏には排斥があり、時としてそれは善意の顔をしてやってくるこ…

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悲しいことや悔しいことが細々とつもり重なっていって、人と人との間には細かい隙間がたくさんあるのだなと思うようなことがたくさん起きて、ヒトがデジタルに勝てるところなんて結局0と1だけでない世界を持っていることなのだから、一個一個の違いと同じ…

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商店街までの道すがら、いくつもの自動販売機を通り過ぎる中にひときわ異彩をはなついちごミルクのレトロな缶が右端にひっそりと座らされているものがある。商品の入れ替えとかないのかしらと気になるくらいには昔からずっと同じラインナップの自動販売機で…

0411

図書館から借りていた本を読み終わったけれどまるでなんにもわからないまま、目次を見たら思い出せることもあるだろうかと思えどあまりにも漠然としているので愕然、読みなおさなくてはならない、返却の期限まで日がない。 目をそらして、こちらに越し直して…

0410

動けない、ことがある。歩くことも話すことも本を読むことも動画を見ることも音楽を聴くこともものを考えることすら億劫になることすら遠くなっていって、何かをしようとするほど真っ白になってしまう神経伝達の仕組みをひとつだって知りはしないけれど、横…

0409

一度早朝に目が覚めた。次に9時ごろ目が覚めた。後から建てつけた軽い扉の向こうに活動している人間の気配がして、なんとなく動いてはいけないような気分になる。次に気がついた時にはほとんど正午になっていて、母はもう出かけていた。残された朝ごはんを…

0406

緩やかに非常事態が入り込んだ日々を歩く、一日に一度は一人にならないと崩れてしまうような気がした、空の色は鈍く重く、公園では子供達が駆け回っていた、少し遠回りをして図書館まで行く、コンビニにも入ったりするけれど、何かを買うこともできず、その…

0405

しばらく日記を書いていなかった。代わり映えしない籠城生活に閉じ込められて、一日のほとんどの時間を部屋で過ごしている。メールやお知らせを確認して、説明会の動画を見て、エントリーシートを書いて、というようなことをだらりだらりとぶつ切れに続けて…