2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

0428

頭が痛かった。視界の光がぐらぐらと揺れて、一点を見続けることができるようでできない。息が詰まるような感覚。作りたてのしゃぼん玉の油膜のように、視界の光は歪んでいくようだった、本当はそんなことないんだけど。

0427

駄目で、何もかもを嫌いになってしまいそうだった 人間の名前がぐるぐると回るのを、無数の虫が噛んでいるのが見える にこやかにすることを頑張っている にこやかにしないでいたいわけではなくても頑張らなくてはそうはならない 今日もまた人間を疑われて、…

0426

平日は必ず日記を書くようにしたい。よく晴れそうな予報も私にはほとんど関係がなかった。小さい窓のすぐそこに隣の建物がそびえているこの部屋に、天気はあまり関係がない。季節もいつも少し遅れてやってくるから、四月にしては暑かったあの夏日も、気づく…

開けた窓から風の音がざあざあと聞こえて、前にもこんな夜があったような気がしている。

0423

これ くらい の はやさで も、のを 考え 思って い られた らいいの に なああああああああああああああああああああああああああああああああああ て 、借り物の光にわたしの秩序は任せました がんばって小説を読むことに時間を費やしてみたけれど、点と丸…

0422

アイスを食べる。体は冬を取り戻す。タイムスリップ、あるいは盛大なスキップ。薄い文庫本に詩は詰まっていて、あまりにも有名なこの詩人の、第一詩集がいちばん好き といったら、私はあさましいことになるのだろうか 世界にとって 誰かにとって あの子にと…

0421

苦しい、息が苦しい、この新鮮な苦しさを忘れないそのためには。これは気持ち、青い夕暮れを泳いでいる。朝八時半の公園、ブランコに乗った。草や花が光を集めて燦然と輝いている、朝、重たい温みに飲み込まれていき夏日。黒いニットの暑い日。図書館内を迂…

0420

痙攣。浮遊感。真っ白い都市を歩いている。シャワーヘッドの語感が面白くて入浴中ずっと笑っていた。今日の天気、不明。日記以外で日付を書くことが増えて、日記を書くときには日付を大きめに勘違いするようになった。髪で打ち付けた右目が痛い。

0419

平日はかならず日記を書こう、と思っている 本当は土日も書きたいけど 終わりの時のありがとうございましたが重なるのが金属質にひずんで引き伸ばされて、その瞬間が何よりも楽しいと思えるからよかったと思う。天気も気温もわからないまま夜になって、昨日…

0416

人がいなくなることそのものがかなしいのは、世界の欠落がかなしいからか 椰子の木や、横断歩道、バイク、自転車、橋、信号機など、選ぶのが上手くなっていく。 何もできないのにできると言わなきゃいけないことそのものが不愉快。 もう実体がないから、大丈…

0415

求められているのは、規則正しく生きることだ と思うが、一方であの頃と違うのは、期待を背負っていないということだった 随分遠くに来たから本当のことはわからないけれど、色は赤でなくても良くなったらしい 嘘 本当に求められているのは、機能すること 合…

0414

本 交差点のビルに入った病院 視力が2倍になるコンタクト 見せてくれる 白い壁、白いベッドの上 床から遠かった気がする 今日が期限のチーズ くま選びます?選ぶ選ぶ!くまにはこだわりがあるので… 神社に行ったんです きんちゃくみたいな小さな入れ物くれ…

0413

五秒ごとに瞬く画面を、不思議な思いで眺めていた。水に触れれば痺れる舌の。雨の音を聞く。安いイヤホン越しに音はざらついて、雷がとどろく音と同時に通信中の青い光が走るのでそのことが嬉しい。今日が晴れていたのか、雨だったのか、あまりよく覚えてい…

0412

部屋の電気を消したら、奇妙なくらいに視界が暗くなったこと。 空っぽの時間を過ごせているだけ多分ましで、まだ侵されることもなく、ただただ自分を維持することに時間が割けないだけでいる それだけで乾いていく頼りない自我だったなということ 泥だけはら…

0411

コップに注いだそばから飲んでしまうのでお茶を汲んでばかり。部屋の入り口すぐに古い方の椅子を鎮座させているので物が置けて便利だけれど体は捻る、もとより広くはない部屋、十分な広さ。新しい方の椅子からは新しい家具独特の無粋で楽しげな匂いがして、…

0410

塗ったそばからにじむアイシャドウ、カメラのオンに気づかないまま画面の前で化粧を披露する女の子。あまりそういうことばかり考えたくはなくて、目の前に並べた刺繍の背表紙その輪郭の凹凸を視線でなぞるのが精一杯。信号機をたくさん選びました、今週は。…

0406

夢に友達が出て、朝うまく起きられなかった。これは昨日の話。 叫べないことを知っている、大したエネルギーのないことを知っている って前にも書いた。くたばれソサイエティ、口紅を塗る。上とか下とかそういうのじゃなく、違う文化に渡り歩く気持ちでいた…

0405

一番初めの投稿が0405だった。曲がりなりにも1周した事になる。相変わらず春は憂鬱で、そういえば今年の春は気温が上がるのが早いような気がする。 雨が降っていた。それで、何も関係ないのにとりとめのないことを次々に思ったりした。文庫本に書き込みをす…

0404

主にインターネットで見つけた好きな一節を掻き集めて並べているメモがあって、ふと思い立って印刷した。10ページ。お守りにする。 要求される態度を無批判で身につけることは、組織の細胞として必要な態度なのだろうということは理解した。内面化したくない…

0401

トロッコ問題で容赦無くハンドルを切れるような物言いをする人になんかなりたくなかった。それなら、誰がそこにいても、轢かれるのが自分でも同じことを言えなければならないのにきっとそれすらできないのだ。 パスワードどころかIDも覚えていないしなあなん…