2022-01-01から1年間の記事一覧

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年末。ラメの入ったペンを買いに文房具屋さんに行ったらもう取り扱っていないらしかった。商店街ののんびり感/焦燥感。なんとなく今年も配信で見られるPerfumeのライブ映像を見た。小学生の頃に聞いていた曲が今でもパフォーマンスされていること、アイドル…

1230

冷気の中、夏を遠い季節のように感じることで一年の輪の大きさに安堵するとき、世界は無音で縮小を始めている気がして少しおそろしくなる きょうは曇り、厚めの曇り空だった 電車に乗った。北千住に用ができることが増えた一年だった。小さめの休憩できるス…

1228

少し遅く起きた。外は晴れていた。 暴力的な事件があったとき、いつか加害者は自分だったかもしれないと思うことがある。長閑な商店街に道ゆく人は無垢な通行人の顔をしている。揺れながら、背丈が私の肩ほどもないサッカー少年たちに囲まれながら、電車が音…

1227

このひと月ほど、間違いなく会社に拘束されてはいたけれど正直仕事はしていないと思う。右往左往と人に聞くことだけで過ぎていった。すみません。仕事は納まったのかどうかよくわからない。もし納まっていたら行こうと思っていた展覧会のチケットは売り切れ…

1225

クリスマスに早起きしなくなったのはいつからだろう。11時に起きた。外は光で白かった。そう遠くない地域では豪雪があるとニュースで言うが、まるで他人事のように見てしまうばちがいつか当たる(さまざまな事象を見るたびそのそれぞれに類するばちがいつか…

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電車に乗った 晴れていた 秋頃に仲良くしてくれていた人が好きだと言っていた映像作家のドキュメンタリー映画を見た 道を歩きながら初夏に仲良くしてくれていた人がこのあたりにいるかもしれないと思ってまた会えるだろうかと考えた お祭りにいくのはあきら…

1223

数字だけで構成された詩 振り付けから音楽を作る人 本当は聞いていなかったでしょう 冬の寒い日にはまだ遠い気持ちになる黄色い光

1220

日記なので今日あったことを書こうと思う。起きたら晴れていた。晴れていたのに冷たかった。会社には行かないで家で仕事をした。またしょうもない間違いばかりしているが、会社に行くときよりかは集中できた。後輩が22時まで残っている。明日は会社に行かな…

1219

勝手に宝物にしますよ、そういうことが起こるんです、知っていましたか 今日は今日とて頭が朦朧としていて、エナドリ一本を二時間で飲み切ったのにずっと朦朧としていた。全部曖昧になってくれ 大事なことをたくさん考えた気がするのに全部忘れたから嘘にな…

1217

いろいろなことがあったのに一週間も日記を書いていなかった。いろいろなことをしなければならなかったのにほとんど何もできないまま一週間も経ってしまった。 しばらく消息も知らなかった先輩から突然連絡をもらって、在学中仲の良かった先輩と仲がとても良…

1211

いたんです、人間が(女の子が)手を-つないで、スキップをしているのを見たんです わたしはすこし悲しかった……… 「夜」の暗さに濃い輪郭のあることや、闇の引力に目の眩んでいたこと、わたしには声も体も言葉もありません、肉のかたまりが◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️ご…

1210

朝起きて、晴れの土曜日、健康診断に行く。背は安定体重はやや減、採血は臥床ふたたび、X線はいつの間にか終了。検査着の心地良さと、待合室に流れる普段なら絶対に見ないタイプのテレビ番組。 そのあと喪服を買いに行った。賞与をもらったので少し高い買い…

1209

連日夢を見ている。今朝は誰かが死んでいて、それは私のせいだったがそれ以外のことを目が覚めた瞬間に忘れてしまった。積み重なったやることリストから目を背けて、手の指足の指を動かすことに腐心している。4年前に京都でお世話になった演出家さんがこん…

1206

最近、朝起きられない。眠りがあまりにもなめらかなので、夢の方が当たり前に磁力を持って、そこから脱出しうるのだということを思い出すのにアラームが鳴り始めてから1時間はかかる。 きのうは怪物に怯えていた。ビルの上の方で、唸る声を聞いた。私のほか…

1204

晴れ模様、平熱で心地よい昼間の。ガショウセッシュと言うらしい。臥床接種。対応してくれた看護師さんがみんな名状しがたいほどにやさしくて、なんて職業なのだろうと思う。実在するのかわからない小さな光のノイズを左腕に得て、呆然と天井の模様を眺める…

1130

こうしているうちにいつか眠ることを知っている場所に歩いていけそう

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夏でも来そうに高温多湿、カレンダーによりマフラーは選択され不快にならない意味偏重の生活 資格試験ってこんなにお金かかるんだ 11月と思えない雨風の音を本当は何の音なのだろうかと思い詰めると左足の親指がひんやりと触れているフローリングの貴重な質…

1128

ことばがあっという間に通り過ぎて消えていきそうな危うい感じの(最初からそうだな/気づいただけかもしれない 耳朶に這った蛇を早く忘れたい、旧石器時代の記録だ 石に書いたことなら何でも残る 流水でぱちぱち流れていく強い光の ことを目はどのように見…

1125

ツイッターでもないのに下書きが溜まっている。うめきのような独り言ばかり口から出るのに、ことばとしてのひとりごとが喉を鳴らすことはここ数日あまりにも一大事で、上滑りのまま書いていていいのだろうか、の気持ちと、中身が本当にないのでまず言葉を差…

1122

・? #° : 小さな現象、小さな災害、小さな宇宙、小さな無音、(証人が必要だなんてかなしい)もうずっと沈黙していたいだなんてそんなナイーブさでやっていける年齢ではないのだ。書きたくない、何も話したくないことを書く。体に輪郭がずっとあって逆に現実…

1121

雨が降っている気がしたが、窓の外は見ていない。今日は例の都合で仕事が休みで、お礼の連絡を書いては消し、書いては消しとしながら病人のように横になっているうちに夜になっていた。声と音楽の残響が耳に張り付いて残って、それ以外はがらんどうになった…

1117

祝日や土日に働いたりしていたので時間外労働時間が半月で60時間を超えた。上長に通達が行き、チームの判断で残業に制限がかかり、わたしの休みが一日増えた。まだ制度に守ってもらえているのだと思って、安心はしなかった。いつか制度にも守られなくなる日…

1116

きょうも仕事、夜にもなるし、行き詰まって閉じてようやく、反芻して増殖する言葉を点検。みんな元気でいられますように、大きな怪我などありませんように、世界ははじめから大丈夫ではないけれど、いまある穏やかは守られていられますように、これ以上悲し…

1115

茫然と、朦朧と、沸騰したままの思考を揺らして月曜日。朝の寒さ、昼の緩み、夕方からの記憶はなく、画面がちかちか、不思議な知らせ。このところ、星占いは私の話をしていない。仕事では何一つ片付けることもできずに、工数ばかりを浪費している。一日一日…

1112

もう考えてもいいころだ、声を出してしまうことや歩いてしまうことの怖さ、場にいてしまうことの不安を思い出すべきだ、空洞のままごろんと生きてしまっていることを思い出して、後悔と未熟を受け入れきれない小さい体が野ざらしになる状態を認識すべきだ、…

1109

こんにちは、気分はどうですか 外は晴れ ビルが見える 青い海の色の中にエレベーターが白く登っていくのを追いかけて、からだの輪郭を思い出すほど息が苦しいような気がしてくる 血が巡っている いつか訪れる病院の食堂もこんな色をしてるんじゃないかなと思…

1107

朝、白い道を歩きながら不思議なくらい体が軽かった。金曜日にはあんなに息苦しかったのに。今だって疲れていることもわかっているのに。 昨日は0時手前に帰宅して、あれこれの片付けや慣れない作業をしていたから寝たのは2時で、起きたのは6時で、そうなる…

1103

全部の、全部全部全部の話がしよう、私はようやく空腹になった。窓の外は真っ暗だ。何をみたって、私が何をみたってどこにも繋がらないことの愉悦空虚簡単に記録する。私は使い勝手の悪い道具です! 本当にそう思うよ、11月に気分の波が来るだろうから休みを…

1031

朝であることにより美しいに連れ込まれてしまうすべての絶望的な風景を反射しながらエレベーター、透明なゼラチンのなかでひと粒ずつ腐っていく体たち 昼の光は白くてあたたかく、わたしはもう何も食べたくなかった 黒の中に強い発光の群 恐ろしい街を見下ろ…

1030

手を繋いで階段を駆け上がり快速急行に飛び込む母娘が、とてもきれいだった 舞台の上には何かが動いていて、私の体は変わってしまったらしい まだ売っていないはずの詩集が並んでいて、買って、誰もいないここでひらく きょうが終わればここにはもう二度とこ…