2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

0831

早退をした。バスに乗って、明るいうちに落とし物を取りに行かなければいけなかった。雨は降りそうで降らなかった。不思議な滑り台を見かけた。八月は終わりかけていて、芝居の映像は無事に見終わることができた。

0830

とても清潔な建物にいて、紙を持って並んでいた。少しふらつくと不思議なくらいに申し訳ないくらいに優しい応対で、私は車椅子に乗せられる。ベッドに横になって指先と腕が数字になって、その時に始まったことではない薄い朦朧の中で清潔なざわめきを眺めて…

0827

久しぶりに夜に一度も目覚めなかった。朝、本を返しにいくついでに少し散歩をした。誰か大人に見える誰かが公園でブランコを漕いでいて、私だと思った。一日中頭がぼんやりとしていた。

0826

夢を見た。きょうだいを亡くした私が、近所の児童館へ朗読をしに彼女らといっしょに向かう夢だった。夢の中でも感染症は流行っていて、だからクリーム色の階段にぎゅうぎゅうづめの人を見たら不安にもなる。アルミホイルを貼り付けたみたいな銀色のエレベー…

0825

家から出ていない、と思ったけれどゴミ出しはする。少しずつ軽くなっていく気がする部屋に座っていれば頭の中でまた誰かが叫んでいて、私は今日もキーボードを叩いている。謎の出血は止まったらしい。夜中によく目が覚める。人の無事のことをよく考えている…

0824

書くことなんてあるだろうか。今日は雨が降っただろうか。蝉は鳴いていたような気がする。夜になると涼しい声の虫が鳴いて、冷気の通り道を作るみたいに、少しずつ夏を砕いて罅を入れていくみたいだった。新しく買ったシャンプーはようやく匂いの苦手でない…

0823

妙なざわつきで音楽も聞いていられないし本も読めない、大人しくしているしかないから踊る真似をすることもできないから日記を書き続けるしかできることがない。外は少し薄暗くて雨の気配がする。体に少し気になることがあるのだけれど自由に医者にはかかれ…

0822

服を捨てる。昔使っていたリュックを捨てる。あれを捨てて、これを捨てる。降ってくる光が透明なわけがないのに早歩きで逃げて、日陰でじっと黙っている猫と目を合わせたりする。

0820

やっぱり夜になると息苦しい気がするのは、もはや気のせいなのかもしれないと思った。久しぶりにつけた冷房、浴室の西陽。緩慢に過ぎていく時間と曖昧な作業。涼しい声の虫が歌い始める季節になって、蝉は真夜中にも泣いていたりする。昨日の唐揚げはおそら…

0819

頭がぼんやりしている。ぼんやりした頭で食べた夕食の唐揚げが生焼けだったかもしれないことがじわりじわりと意識にのぼっていく。胃腸が強いので大丈夫だろう。相変わらず夜になると息が苦しくて、逃げるみたいにして色々なものを書き写しているんだけれど…

0818

切羽詰まる気配のない日は穏やかだ。雨が急に降ったり止んだりすることも、窓があったとて部屋の中からは遠い。ごうごうと風の流れていく音がして、冷房をこの数日使わずに過ごしている。 久しぶりに定時を大きくすぎることなく退勤することができて、窓の外…

0817

涼しい日が続いていて、郵便局まで徒歩何分。空気の湿り気、インターネットの向こう側に人。昨日は友達がお誕生日でした、昨日じゃない日も違う友達がお誕生日でした、嬉しいですね。サイレンが聞こえて、外が暗くなって、息が苦しくなったような気がしてた…

0815

日曜日の大雨。夜、嫌になるくらい寝付けなくて6時まで起きていた。雨の降るものすごい音を聞いていた。プールというのは桃源郷のようなものかもしれない、安全で、綺麗な、水に浸かることができるというのは、あまりに理想的すぎるのかもしれない。

0813

写真を撮るということへの感覚も、四半世紀前と今とでは全く違っているだろう。今日は雨が降って、一日中動けなかった 感染者数は最多、重傷者数も最多、そういうニュースをみてまあそうだろうなと思ったり、だから外に出たくないのではなく私はきっともとも…

0813

許されないような気がする。雨の日なのに安らげない。体を丸くして蹲っている 刺されるところを鮮明に想像することがある、笑えば良いのか、叫べば良いのか、どちらもうまくできないどちらかといえば笑うほうが昔はましにできたけど、今はもうどうかわからな…