2022-01-01から1年間の記事一覧

1029

どのようにしてなら許容されるかという問題 権威構造につかまったままだから思うのだ うまく話を聞くことができなかった反省を何度でもする 友達に会えて嬉しい バーニャカウダ 宙吊りの話とか、広げ方のこととか

1028

【9:00出勤】電車はいつも蛇みたいに見える。人はノイズで、車よりも踏み潰すのが難しそうに見える。小学校のころ、町のジオラマをみんなで作る授業があってあれ楽しかったな。【12:00昼休憩】また視界にしゅるしゅると蛇、流れる昼間の白の中。【13:00作業…

1027

朦朧と、朦朧としたままの頭、いつになく流れ出る血液、内臓と対面、夜になれば頭が冴えてくるならただの夜型かもしれない。もう5年くらい前から私が聞いていそうだなと思っていた人たちの音楽をどういうわけか今日初めて聞いて、思っていたのとは違って、…

1026

その大仰なロマンチックはどこからきたのか言葉にしたことはあるのだろうか、そのサイズ感のままで願いを何と呼べば気が済むのか、(出社したがずっと頭が朦朧としていた、窓際でお昼を食べた、足湯のように日光を浴して、少し眠り、まだずっと頭が朦朧とし…

1025

少し文章を書く必要があって、数日前に言い渡されてから隙間という隙間の時間にそのことばかりを考えて、呆れるほど言葉にまとまらないものの体裁を押し込もうとすれば体が強く軋んで、呻きながら書いた。言葉は最後まで着地できず、ただ、この強い軋みを、…

1024

日曜日はいい天気だった。約束をして、少し遠いところまで出た。洞窟と海が見たいですといった。いい天気だった。駅を降りるとき少し不安になるくらい人がいたけれどそんなに気にならなかった。洞窟を見た。海をみた。道を歩いて、高いところに登って、日が…

1022

あっという間に平日は過ぎていった。ほとんど出社、早い時間に始業、途中で帰宅して日付が変わるまで作業をして、在宅の日は昼休みを睡眠に充てて在庫整理で配られた乾パンを昼食に代えるようにして過ごしていた。時間だけが食われるが心理的負担はほとんど…

1016

逃げる、なるべく遠いところへ逃げる、朝がきて重力がものすごい勢いで動き始めても、なるべく長い間空中を感じていられるように、たどり着いてしまわないように。走る、なるべく遠くを目指して走る、街明かりに背を向ける、くらい山並みに背を向ける、静か…

1013

わからないわからない、誰かどうにかしてくれ!漠然としているうちに夜がくる。今日も外は明るくならなかったがそんなことはどうでもよくて、でも手足は冷え性を思い出し始めている・・・どうですか?お皿を洗いながら、もう何年も前から聞いているEPをまた…

1013

予期せぬ声と何かの予感、朝に返事して返事を待っている。今日は寒く、冬用の寝巻きを見つけ出せておらず、時勢に反して薄着でくしゃみをする。永遠に終わらないと思っていた作業に光が見えた、ほとんど他の人の声が作った、でもとても安心した。窓の外はず…

1010

どのようにしてなら立てるのか、どのようにしてなら発音が可能なのか、を考え始めてから、意識がそちらに振れるたび物の輪郭がくっきりとしすぎている、電車にいて、揺れていて、場所があって、音がして、不思議じゃないのに、ずっと知っているのに、今まで…

1007

言葉を削ぐべきだと感じるときほど何かを書くべきだと思っていて、日記の画面を開いた。今日はとても冷たかった。12月並みだそうだ。何かのギャグに見える、天気予報もあらゆるニュースも。仕事はあまり進んだように思えない。教えてもらったのに。行き詰ま…

1006

私の希望のひとつだった劇団が解散することを知った。作品はもう存在しているから、希望であることには変わらないが、もっと別の方向から、なにか変な穴が私に空いたような気分になった 言葉が過剰になって膨れ上がった揺り戻しのせいか、言葉を節制しなけれ…

1004

「日記をさ、書くんだよね」「何を書けばいいと思う?」「どうだろう。今日は頭がとても痛かった」「南の部屋は眩しいくらいの晴れの日で、とても10月とは思えない生温さに冷房をつけながら仕事をしていた、嵐の前の静けさのように、今日も定時で上がった…

1003

定時で上がった。とても久しぶりのような気がした。こんなにも温暖なのに日はもう暮れている。机の上の小ぶりなかぼちゃの色濃いリアリティ、世界の中心ですと言いうるだけの存在の自信。あなただけがくっきりしている。 少しだけ外に出た。仕事終わりの夕方…

1002

その日が終わるまで、絶対に大きな怪我をしてはいけないし、各種疾病も絶対にNG。そのような言葉で伝えられたわけではないが、私はそのような形に言葉を私の体に受容した。つながりややりとりの緩やかさの中で、これだけは唯一絶対厳守撤退のものとしてあり…

0930

ざりりと過ぎていく一週間を見送って、一区切り、泥と砂利に塗れた足でたつ鳥の羽がしたがって薄い擦り傷だらけ、空中に投げ出される来週以降への不安と着地する週末への安堵が、楽しみがアトラクションにはならない実感で足元まで迎えに来てくれる。もうひ…

0920

台風が過ぎていく。横になると、どちらにこの星の中心があるのかを何秒も見失ってしまう。耳の奥の三半規管が平衡感覚を司っているときくが、気圧の上下にやられてしまったのだろうか。それが星に居つくための器官ならまさしく体の中心といえるだろう、体の…

0919

台風が来ている。強い雨が降ったかと思えばざらついた晴れ間が覗いて、低気圧で頭がずっと痛い。スタジオに行った。もうきっと使わなくてもドラムを叩いた。大きな声を出した。夏が始まる頃から週に一度か二度来ていたここは、来月から値上げするらしい。 例…

0918

台風が来ている。豪雨と晴れ間の間で久しぶりにストレッチに出る。虫に遭う。逃げる。外に出る。 図書館に入ったらなぜか海の匂いがした。外に出たら雨が降っているのに、傘を持っているのに傘をささない人をふたり立て続けに見た。電車に乗ったら液晶広告が…

0917

台風が来ている。もう4年も前になる、荒天の予報で一部が中止になった公演を思い出す。手元ですぐに読める場所に脚本を今も持っていて、ひさしぶりに最初から最後までを読んだ。その人が書いたことを抜きにしても大好きな脚本だった。稽古場に入れる喜びにあ…

0915

本心の使用を希望したいような半分ビジネス的のメールやリプライが最も言葉が難しい。極めてドライに、それでも思うことを偽装しない言葉を選ぼうとすると、空白に向かって手を伸ばしているような感覚になる。たとえばあの時、忘れなくても体からはきちんと…

0914

頭はまだずっと痛くて、仕事は緩やかなのが救いで、本はなかなか読み進められず、昨日久しぶりに長めにストレッチの時間をとったからか多少体が生き物として感覚を持っていたような気がする水曜日。金曜日にいきたい場所があって、行けるだろうか、許される…

0913

頭がいつも痛くて、自由になるなり寝てしまってこの時間になった。したいことやしなければならないことは山盛りあるのだが、頭が痛くて、でも平気で喋れるから不調なんて信じてもらえないのだろうな。でも退勤間際に話しかけてくる人が何を言っているのかわ…

0912

明日まともに働けるかなと不安になるような憂鬱に足を取られて、身動きが取れなくなるうちに悪夢のなかにいた。目が覚めたときあまりにも安心した。電気つけっぱなしの午前二時、三時、悪い夢の前よりも少し体が軽くて、部屋を暗くして寝ることができた。幸…

0910

昨日は季節の魔物に捕まっていた。うまく頭が回らないし、良くないことばかりを考える。体に鉛が巡っているような感じになっていって、誰にも言わずに20分休憩を取る。システムにさえ申告すれば許されるのはありがたいことだ。いつ早退を言い出そうかとぼん…

0907

知覚が崩れてしまいそうな緩やかな恐怖を伴う眠気もやがて去って、湿度の高い平日だった、火曜日だと思っていたのに水曜日がもう終わった。少し解れた感覚がひりつきに取り憑かれて軋む日中、午前、午後、 とてもこれは現在なのだという気持ちがあって懐古で…

0906

メモ:たぶんドラムに限らないけれど気づいたこと(いままで通過してきたいくつかのワークショップ風に)………⑴時間が複線化される。ドラムの譜面は当たり前だけれど口では歌えない。3つか4つの時間を意識の中で並行にすべらせていくことになる。⑵時間の解像…

0905

たぶんこれがなかったら夏を越えられなかったと思う、それは生きる死ぬ話までは拡大しないけど、 今であることがもっとも不思議で、続いている存在がほんの一瞬よりあわされるそのときに、浮かび上がる懐かしさの奥にまったく違う模様が見えること、それが嬉…

0903

駅の改札を通ったとき誰かがひどく泣いていたような気がするのだが、そのような余波の人は見当たらなかった。 過去と未来が混ざり合うような気分で純然たるいまが脈として連なり、いまはどこ、現在とは、懐かしいとも違いこれは紛れもなく新しいのに、安心だ…