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日曜日はいい天気だった。約束をして、少し遠いところまで出た。洞窟と海が見たいですといった。いい天気だった。駅を降りるとき少し不安になるくらい人がいたけれどそんなに気にならなかった。洞窟を見た。海をみた。道を歩いて、高いところに登って、日が沈むのを見た。とても安心して話すことができるのは多分不思議なことで、だって何を用意したらいいかと困っている向きもあったし、何より、同じ教室にいたときには強い憧れだった。だから、自然に話せる日が来ると思っていなかった。記憶が夏であることはずるいことだと思う。遠ざかってもなお強く、それでも今安心している今につながっていること、とても不思議だった。200円を借りのまま、次の口約束をした、本当にできたら良いと思う。私は朝の海を見たことがほとんどない。