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【9:00出勤】電車はいつも蛇みたいに見える。人はノイズで、車よりも踏み潰すのが難しそうに見える。小学校のころ、町のジオラマをみんなで作る授業があってあれ楽しかったな。【12:00昼休憩】また視界にしゅるしゅると蛇、流れる昼間の白の中。【13:00作業再開】

会話でも本でも舞台でも、想像力はないのに触れれば文体は簡単に乗っ取られてしまう、そういう瞬間はたいてい、泣きたいくらいに気持ちがいいのだった。言葉を好きになってしまうといつも駄目だった。唯一の例外が(ここで記載を中断します)

あなたが1を言うとき10を考え30を感じているとしたとき、わたしが1を言うとき考えているのは0.8くらいで感じているものはたぶん0.5くらい、言葉によってやっと思考の真似事ができます、だから言葉になることに興味があります。

なぜか今日という日にたくさんの音楽が世に開かれて、溢れる、溢れています、世界は、ばら色ですばらは、枯れるとき汚い色をします【23:20退勤】【各駅停車】有名な詩人の文体に近づくな【夜がきれいだということを忘れてしまいそうになったときはきっと目を覚ましてほしい、帰るための我を教えてほしい】