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朝であることにより美しいに連れ込まれてしまうすべての絶望的な風景を反射しながらエレベーター、透明なゼラチンのなかでひと粒ずつ腐っていく体たち 昼の光は白くてあたたかく、わたしはもう何も食べたくなかった

黒の中に強い発光の群 恐ろしい街を見下ろしている ぷるぷる 幼いわたしの体がこぼれていくのが見えた つまらない魂だけが残ってそれから、また歩いていかなくてはいけない

今日はとても体が疲れていて、さいきんはわけもなくどきどきしたりする ロマンチックにしておけば許される気がした、誰かが許してくれる気がして 百鬼夜行 逢魔時 10月31日