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朝起きて、晴れの土曜日、健康診断に行く。背は安定体重はやや減、採血は臥床ふたたび、X線はいつの間にか終了。検査着の心地良さと、待合室に流れる普段なら絶対に見ないタイプのテレビ番組。

そのあと喪服を買いに行った。賞与をもらったので少し高い買い物も勇気を出せる。パールのアクセサリーってつけないといけないのだろうか。小物は後回しにした。

いろいろしようと思っていたのに急な眠気に気がつけば日が暮れかけていて、身なりを整え、もう一度家を出てわたしは電車に乗った。緊張していて、困って、揺られながら瞑想じみたことをしながらこれは揺られることと相性が悪いなと思っていた。ノイズをずっと聞いていた。

先輩と先輩と後輩と4人でご飯を食べた。水曜日に急に連絡がきて、とてもびっくりして、どうしようと思って緊張していたけれど食事は和やかに進んで、現在の話が体のある範囲でできてそれが心地よかった。先輩がふと口にして、カラオケに行った 先輩が歌っているのを聞きながら、声はいつでも真剣で、私はその人の真剣をずっと途轍もないものだと思っていて、だからあんな小さな部屋に切実の霧散を閉じ込められること、それが寂しく、別に広いところにいってほしいとか、大きいものになってほしいとかそんなことは思っていないし思っていなかったけれど、だからそう言う意味ではないと言えるけれど、足るも足りぬもない次元、ここで昇華されてしまうことがどうしたって寂しいことだと思って、選択不可のスカートにココアをこぼした クリーニングに出す