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こんにちは、気分はどうですか 外は晴れ ビルが見える 青い海の色の中にエレベーターが白く登っていくのを追いかけて、からだの輪郭を思い出すほど息が苦しいような気がしてくる 血が巡っている いつか訪れる病院の食堂もこんな色をしてるんじゃないかなと思う 親族がみんな元気なうちに喪服を買いたい

時間だけを食い潰して全く作業が進まず、気持ちの半分は罪悪感でもう半分は凪 感覚に状況が追いついて、このままでは当たり前に飲み込まれてしまうだろう