1227

このひと月ほど、間違いなく会社に拘束されてはいたけれど正直仕事はしていないと思う。右往左往と人に聞くことだけで過ぎていった。すみません。仕事は納まったのかどうかよくわからない。もし納まっていたら行こうと思っていた展覧会のチケットは売り切れていた。スクリーンの前に座っていられる自信もないのに映画のチケットを取った。一人暮らしだったら、チョコレートを食べ過ぎて嫌悪に丸まるのだろうなという向きの気分が何故だかある。夕方は特に意識が朦朧とする。

明日は仕事のふりをして、一日歩いて回ったり本を読める場所がもし実在するならそういうところをふらふらしたりしたい、と思っていたけれど、後ろから目が見ているようで、ただ本を読むためだけには部屋に居られないのもその目のせいで、これは病気ということではなくどちらかと言えば縛りや罪悪感に近く、これを克服できないならば何も乗り越えたことにならないのだろうなと思っている。