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手を繋いで階段を駆け上がり快速急行に飛び込む母娘が、とてもきれいだった 舞台の上には何かが動いていて、私の体は変わってしまったらしい まだ売っていないはずの詩集が並んでいて、買って、誰もいないここでひらく きょうが終わればここにはもう二度とこない と書いて それが否定される日を曖昧に切望する ださいね