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いろいろなことがあったのに一週間も日記を書いていなかった。いろいろなことをしなければならなかったのにほとんど何もできないまま一週間も経ってしまった。

しばらく消息も知らなかった先輩から突然連絡をもらって、在学中仲の良かった先輩と仲がとても良かった時期とわたしが一方的に憎んでいた時期のある後輩と4人でご飯を食べた。後輩のほうとはあした一緒に写真展をみにいく。

祖父母の家に行って、整理中の荷物の中から本を何冊か譲り受けた。ページを開くのはずっと先になるだろうと思うけれど、ラインナップを紹介してもらえることは楽しかった。世界の歴史の本が何巻もあって、いつ持って行ってもいいよと言ってもらったが、世界史にほとんど関心を持たなかったこれまでなので早く土壌を整えなければいけない。

仕事ではほとんど何もできず、先輩に聞いてばかりになってしまう。いつも介護させてすみませんと謝る、今も昔も意味のある予習ができない。金曜日、仕事の人たちとはじめてご飯に行った。楽しくもならず、嫌な気分にもならず、さりとて退屈もせず、非常にフラットな気分だったのが不思議だった。今までにした仕事のことはだいたい忘れていることに気がついた。二次会には行かなかった。

楽しそうなことをするときいておよそひと月ぶりに再訪した。勢いで参加表明をして、でも行っていいのか、ずっと不安でぐらぐらしながら道を歩いたが入ってみたら奇妙なほどに居心地がよいのだった。視点の移り変わりを体験できて楽しい。家に帰ってからはやっぱり何もできなかった。