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朝、白い道を歩きながら不思議なくらい体が軽かった。金曜日にはあんなに息苦しかったのに。今だって疲れていることもわかっているのに。

昨日は0時手前に帰宅して、あれこれの片付けや慣れない作業をしていたから寝たのは2時で、起きたのは6時で、そうなることはわかっていたから今日は強いカフェインを買おうと決めていたのに決意は揺らいでしまって、結局ペットボトルのコーヒーにしてしまった(寝ていない自慢をしたいわけではない、記録と俯瞰のために許されたい)

ことばはつらつらと、コミュニケーション上の健全な後悔、お菓子を食べてもあんまり嬉しくないような気がして、何を用意したら午後まで走っていけると思う?(何もなくても走れるのが本当は正常なんですけど、でもその観点から言うとあんまり正常な人っていないですね)

深呼吸をする、わたしは数日前からわたしの深呼吸を疑っている 人間でいることに飽いてくることもある、機械でいることにも安らぎはある そのようにして敗北した真っ白い骨たちが、押し寄せる粘液に半身溶かして、暴力の波になっているのをわたしは見たことがある………

気を抜くと、眼窩の奥を太く太くねじられるような眠気に気づいてしまう でもどこかどきどきしている 昨晩の過集中にも似た1シーンを2セットだけ 口にするなら炭酸がいいな カフェインもあったらいいな 死ぬ前にコーラが飲みたくて成仏できないでいた女の話を読んだことがある 身重って別にいまの私の状態は指さないらしい 生殖のはなしばかりしている詩集を読んだからこんな思考になる 二〇二二年十月二五日 未来みたいな日付がもう細胞に組み込まれてしまっている、愕然とする 天使の絵 思い出す破片 その一部にわたしが映ったことがあるのだという小さい痛みを握りしめて立つホームには人が多くて