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電車に乗った 晴れていた 秋頃に仲良くしてくれていた人が好きだと言っていた映像作家のドキュメンタリー映画を見た 道を歩きながら初夏に仲良くしてくれていた人がこのあたりにいるかもしれないと思ってまた会えるだろうかと考えた お祭りにいくのはあきらめてまた電車に乗ったどこも混み合っていた 美術館にも行かなかった 本もあまり読めなかった 酩酊だけして寡黙でいられた おそらくこの前後数年がもっとも幸せな家族としていられるのだろうという悲観があり、完璧にクリスマスだった 意識が曖昧になって時計回りに回っていた クリームに胸焼けがしてすこしえづいた