0901

涼しい1日だった。まだスーツを着る。カフェオレとカフェラテの違い。乗り換え。回らない舌、揺れる車両、隣の人の肩幅。帰ってからもう一度、今度は本を返すために外に出る。図書館の入り口のあたりに本の交換コーナーがあって、最近はそこを物色するのが半分趣味のようになっている。週に一度は足を運んでいるはずなのだけれど、毎回顔触れが違っていて面白い。なんとなく似たテーマの本がまとまっていることが多く、おそらくきっと同じ人、そんな人たちがこの近くに住んで息をしていることが不思議に思える。今日は何冊か拝借してきてしまった。読むだろうか。そのうち読むのだろう。雲が厚くて夕は暮れない、昼からまっすぐに暗さに向かっていく時間の中を泳いだ。涼しさに任せて普段登らない歩道橋まで足を運んで、古本屋の位置を確認ののちやすいやすいマニキュアを買った。ターコイズ色、黄色い明かりの下だと緑色に見える。まだ懐古をしている。言葉が少しだけ昔よりもわかるようになった。