夜中。ずっと気分は重くて、ふと思い立って本を持ってベランダに出た。小さい声で、詩の部分を読む、読んでいる間は言葉でいられて言葉以外のすべてを放棄して、そんなことは久しぶりだった。そうしている間だけは何も辛くなくていられた。集合的な住宅のど…
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