0707

昨夜は眠れなさに対して初の試みとして、ひたすら音のなるべく立たないやり方で体を伸ばしたり縮めたりひねったりを繰り返していた。眠れはしなかったけれど、ぎりぎり起きられはした、そういうことにした。

きょうも風が強くて、嬉しいと思うのだけれど、その一方で少し遠くに大災害の事実がのしかかっているその余波かもしれないと思うと、素直に喜べもせず。それでも、風が強いと眠れなく所在ない意識の手がつかみどころを得るので安心してしまう。(そうとしか言えない言葉を、そうとしか言えない言葉で話すのは案外あるいは当たり前に難しいと思う)

 

午前を起きていられない、面接でうまく話せない。タスク表はまた崩壊して、後ろめたさを被りながら水を汲みにいく。寝てばかりいる。寝てばかりいる、安部公房の壁という話を読んでいたらしんどくなって耐えられなくなるこの程度でと思う。この程度なのだ。

相談室の面談があった。うまく話せないことについて整頓するべきだったのだが、居づらさの話になってしまった、眠れないことなども話す。

やはり日没どきの空気のどっぷりと藍色なのが憧れになる、何もかもが泣いているように錯覚する。風がずっと吹いている。

七夕だったのだな、何もかもが遠い