0415

暖かくなった。安定している。仕事のうえで意識は上滑りして、今日は散歩に出た。少し歩いてブランコを漕いで帰った。何ひとつ進められている気がしなかった。

仕事して、勉強して、稽古に行く。土曜日に行った場所はなんだか不思議なところで、日が暮れてきたころの外の青さが目に焼きついている。置いてきた自転車のことを話したから思い出す。花火の音だけが聞こえた。

いま関わっている作品について言葉を使う機会があった。考えることは苦手でも思うことはあって、思うことを言葉にしてしまうから言葉がどんどん過剰になっていく。自分の性質に辟易しながらも、言葉を使う対象たるところの脚本のことは次から次へと見えていなかったものが見えてきてそれはとても面白かった。