0527

異様に眠くて、朝食をとってからまた寝てしまった。夢を見た。ゲームのような世界観で、わたしは何かに守られている。何かは複数いたけれど、いろいろな物陰に隠れて、それは例えば実家の押入れであったりもした。終わって、古びた建物の中で貸し出し用のタオルを返却する場所を探していた。人混みで、そのときはひとりだった。建物の内装は大学の診療所とイメージが似ていたかもしれない。無事に見つけて、机のようなところに渡して外に出る。友人に偶然会う。その子の恋人も多分近くにいるのだろうという直感があった。夕方で、そこはスキー場だという認知があった。軽く挨拶をして別れる。一度も見たことのない懐かしい駅へ向かう。

 


今朝はなんだか悲しかった。悲しいに対応する音を自分で並べられたらいくらか気分に幅が出せていいのにと思う。とはいっても、悲しいに対応した音や言葉なんていくらでもあふれていて、刻一刻と再生産されていて、どこにも対応しないなんてことはあり得ないはずで、ただ見つけられないだけ、見つけるよりは作れた方が早いこともあるだろう的にいわゆる逆説かもしれないし、そうではないかもしれない、そういうことにする。

面接、だった、ただ私の話をした、こういうとき、全部正直にしか話すことができない、正直にというのはほんとうのことを話すということとも違っていて、それは嘘をつかないということ、事実というよりも感覚に基づいて。いわゆる逆質問をしたときに、担当の方がカメラから目をそらして話してくれたので好感を持った。相手を見ることよりも、話すことに重きを置いてもらえた方が私は嬉しい。


理不尽に悲しい目にあった人が、それでも別の人を理不尽に傷つけることはどうにもしっくりこない部分があって、でもそれならその悲しみはどのようにして精算されるのか、そこが言い当てられないからずっと悔しい。道義ほど信用できないものはないから頼らない、もっと曖昧でめちゃくちゃで、でももう誰かが傷つくことのないような、そんな抜け道をずっと探している。