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思考する言葉よりも近くに誰かの声が聞こえた。悲しい時間が続いている。ある程度周期の問題であることもわかっている。だからと言ってそれが私のものではないとして切り捨てるのは嫌だった。健康な私だけを私とするなら、そうでない私はどこへ行けばいいのか。馬鹿馬鹿しいのかもしれないが私にとって倫理のようなものでもある。

これは些細な話だけれど、母親の、何かをやってしまった時の悲鳴未満のような呻き声をかなり不快に思っているということになぜか今日気がついた。同調せざるを得ないからだろうか。小さい頃はもっと頻繁に聞いていたと思う。昔はどうしていたんだろう。うまく受け流せなかったことだけはわかる。