0310

昨日の夜は人と話していた。いつもよりはうまく話せていたような気がした。

音の作業をしていて、なかなか進まないことへの不安は懐かしいものでもあり、差し迫る現在でもあり、もう上げることのできない呻き声を何度も飲み込みながらどうしようどうしようと頭などを悩ませている。それで懐かしいプレイリストをひっくり返す羽目になって、音のひとつひとつが私の重心を思い出させるようで、何もかもがうまくできなかった、そのことに人を巻き込んだ苦い気持ちが帰ってきたりする。謝ることの方が失礼で、もうあの人たちにも会えないかもしれず、苦い気持ち、言葉の切れ端が生きていることはそれでも安心すべきことだった