0713

もう3日くらい7月13日という日付をやっている気がしたが、今日は今年初めての7月13日だったらしい。朝起きて、虫を処理して怒られて、部屋のごみを集めて、異様な眠気に耐えきれなくて寝る。起きると昼間、過ぎれば配信、普段馴染みのあるものとはかなりと雰囲気が違っていて、度肝を抜かれるとはきっとこのことを言うのだな。終わればまた強い眠気、逃げるために色々なことをする、例えば色を混ぜてみたりなど。それでも最後には飲み込まれてしまう、目が覚めるとまた日が暮れている、青もとうに過ぎている。やるせない気持ちがぐるぐる回る、人への迷惑以外のことなんて、決して恥じてなどやらない、恥じてなどやらない。浮力と重力の間で意識ががっくんがっくんと揺れている。行ったことのない劇場が閉館するらしい。雨は降ったり止んだりを繰り返していて、気がつけば強い風は吹かない。今日もどこにも行かない。

サークルの一度も顔を見たことのない先輩が、私たちが入ってまもなくして交通事故で亡くなったこと。慣れない例会会場でその知らせを遠く聞いたこと。少し時が過ぎて、もうあの集まりに献じてなどやらないと決めたある春に、クラクションの音で気づけば赤信号の交差点の真ん中に立っていたこと。重なって思い出す、何もかも幻だったような気すらする。