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そういうわけで誕生日を迎えた。空模様はどんよりとしていて、そのことに安心した。綺麗に晴れた日の微妙な居心地悪さのことを思い返す、やがて雨が降っていることに気づいて、それが嬉しかったりもした。

4、5年前に一切の主張をしないでいたところ親にも微妙に忘れられてほとんどほんとうの平日として機能してしまったその日の侘しさが思い出され、俗らしくもSNSで報告をしたら優しい人たちがお祝いをしてくれたその嬉しいこと。


抱負、を、考える、こういうときに気の利いた言葉がすっと出てきたら良いのだけど、難しく、ぼやあと浮かんでくるもの・こと、文字にして並べると矛盾しているようにも思えるそれら、言葉にすることで失われていく色々なもの、気の抜けた夢想と汚い体がリンクされ途切れ、これを綺麗にいいまとめられる人たちの成熟した感じへの憧れと届かなさと、そんなことを考えているうちに低気圧にやられて意識が遠のくそんな月曜日。

低気圧の憂鬱も体のだるさも実はそんなに嫌いじゃないのに、時間はかまわず進んでしまうそのことだけが厄介。