0817

涼しい日が続いていて、郵便局まで徒歩何分。空気の湿り気、インターネットの向こう側に人。昨日は友達がお誕生日でした、昨日じゃない日も違う友達がお誕生日でした、嬉しいですね。サイレンが聞こえて、外が暗くなって、息が苦しくなったような気がしてたまらなくなる。兎にも角にもこの状況で、息が苦しいということは新たな不安を連れてくるもので、かく汗は部屋の狭さのせいか、わからなくなるお風呂にも入ったのに息が苦しいままだったこと。大事な本を読んだ。出会ってからずっと執着している話だった。全容はもう何度だって読んだから、今は少しずつ読んでいる。いつの間にか息ができるようになっている。化粧も仕事も趣味も全て、同じ椅子と机の上で動いている。

小学生くらいの頃、なんとなくだけれど今はもうエピローグの世界を生きているような、個々人には物語があるとして、世界そのものはもうエピローグに差し掛かっているようなそんな気がしていたけれど、今の子どもはどんな思いで教科書を開いて見ているのだろうか。もう過去の話であるような気がしていたようなことが起こって、たくさん起こって、でも本当は、過去になっていないことを大人たちだけが知っていたのかもしれない。いまの私は眠っていて、目が覚めたら四方八方に底なし沼が広がっているのではないか、そんな気分になる。やっぱりプールに行きたい。屋内の、温水の。