0824

書くことなんてあるだろうか。今日は雨が降っただろうか。蝉は鳴いていたような気がする。夜になると涼しい声の虫が鳴いて、冷気の通り道を作るみたいに、少しずつ夏を砕いて罅を入れていくみたいだった。新しく買ったシャンプーはようやく匂いの苦手でないもので、だからと言って髪との相性がどうかはわからないから難儀なのだけれど、それで少し嬉しい気持ち。全身を意識してみる。不思議に血が流れている。教科書を見ていないと、自分の血がどこを通っていそうかということすら忘れてしまうのだった。ぶくぶくと溺れてしまいそうです