0310

非常に眠い。コートをいつクリーニングに出そうかな。体がなくなりそう。工事現場の声が聞こえる。我らしきものに帰るたびにふわっと足場が失われる感覚。嬉しい音がほしい。同じ音楽を繰り返し聴く。爪を塗る前に切らなくちゃ。直線物差しで人を馬鹿にして気持ちよさそうでいいっすね。自分を守るために必要な時があるということは私にも身に覚えがある。チョークの音って忘れないな。全部混ざってしまう、春のせいで、春のせいにしたくなって。写真撮ることを頭が覚えているとき立ち方が私にとっての善に近くなるからまた始めようとしてみた方が良い気がする。写真を撮る瞬間がたとえ善でなくても、撮る可能性が前提されているときの景色の見え方は私の善に近い。何か強烈な虚構を向こうに投げ入れて、そこを目がけて日々を上滑りしていくしかなくなる未来をあの春、強烈に恐れていた。