0329

お休みを取った。雨の中、耳鼻科と皮膚科を回って一度帰る。友達から借りていた本にようやく手をつけて、つるりと読み終わり、それからまた外に出たときには晴れていたどころか日差しが分厚く、でも私はコートを羽織っていた。

そういう医者に行った。緊張の件で。問診票であれこれ聞かれて、ああここはそういう医者なんだなと思った。予約の時間を15分過ぎてもなかなか呼ばれなくて、診察室の中から聞こえる笑い声が大したことないことで受診している自分に向けられたものであるかのような、そんなはずはないのだけれど、そういう錯覚をする。

結局諸悪の根源は「仕事が向いてない」からだという話になり、向いてないのはそうだとして、果たして「向いてる」(かつそれにより生活が可能である)ものはこの世にあるのか?というのはかなり疑問に思った。現実的には、これ以上稼働できる時間が物理的にないですと言えるようにならないと休んではいけないみたいなことを思わないようにしていくことになるのだと思う。

この1年やってきた仕事が完了したとの報せを受けた。無事に終われて本当に良かった。良かった………

稽古場に行く。楽しいが、できないことが山ほどある。一番の問題は不自然に忙しない体で、いつも体をわかっているってどんな感じだろう、結局辿り着けないそこを目指す方法には何があるんだろう、ということを考える。