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やっと本を返した。送料がそれなりにかかるなと思った。するはずだったことは全然進まなかった。きのうもきょうも夕方になると重たくて柔らかい眠気に頭蓋を覆われるようにして寝てしまうということがあって、きょうはきのうよりもさらにそれが酷く、しかも突っ伏して寝るしかないものだから当然胃がやられ、ぼんやりする頭とうまく動いている気がしない胃でどうにか夕食を終えたあとずっと寝てしまっていた。考えることをやめた瞬間に感覚を覆い尽くす甘い感触があり、あまりの心地よさに、この向こう側に危うい一線があることを後になって思ってしまう。