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雨が降っていた。図書館に行った。怪しげな題の重たい本を三冊借りる。何ひとつ終わっていないのに。完全なキャパシティオーバー。枕元の積み本がまた増える。ひとり暮らしのころは寝床が低かったから、もっとたくさんの本が積んであって何ならパソコンの充電も枕元でしていた。思い出すこと。

突然頭がふわっとする感覚。チューニングの失敗。今日もし損ねたことを考えて、明日の言い訳をこれから練る。

 

夢(郊外で、電車を乗り継いだ、そこには、家のようなものもあったかもしれないあるいは 郊外へ向かっていたのか—— だだ広い草はらの中を矢となって突っ切っていく、目的地に向かっている間の浮遊感、足元のおぼつかない感じが、)それだけが記憶の形をとり胸骨のあいだをゆらゆらと震えている。