0620

昨夜はなかなか寝られなかった。しばらく気持ちだけがじたばたした後に、やっと眠気が訪れて、ゆっくりと上から重たいものが覆いかぶさってどこまでも沈んでいくような感じにとても安心したこと。

 

目が覚めて、私以外の家族がはしゃいで朝ごはんを食べているのが聞こえて、輪に入りたくないなと思ってしばらく横になったままでいた。解散したのを聞き計らって、やっとそのとき起きたふりをした。朝ごはんを食べても悲しくて、また少し寝た。寝ている間に家族は出かけていた。家にひとり、少し気が軽くなって小声で歌ったりした。今日も面接だったから、準備をして、雑に質量を胃に入れて、経路を調べると少し乗り換えと道のりが厄介そうで不安になる。どうにか出かけて、最寄り駅までついて悲しいのでコンビニに寄った。ビタミン剤を飲んでも、安っぽくて甘ったるい羊羹を食べても、悲しさは消えなかった。そのまま歩く。一度だけ道を間違えたけれど、遅刻せずに着くことができた。待ち時間はすぐに過ぎた。話をして、あまり大丈夫でないことにも即答笑顔で大丈夫ですと答える。帰り道、知らない鳥の写真を撮っていたら職員の人に見られてしまった。帰りしな、チェーンの喫茶店に寄ってココアのMサイズを頼んだ。ココアは一瞬でなくなってしまった。電車に揺られながら、ちくま新書のセールで買った本を読んでいた。そういえばやくしまるえつこの選書集がまとまったサイトを今朝見たのだけれど、普段あまり本を読まない自分には目が回りそうな量で、これを読破するのにどれくらいかかるだろうと考える。コンタクトもうまく外せなくて惨めな気持ちになる。ずっと悲しくて今日が終わった。ストレッチもできる気力じゃなくて、