0929

ここ数日うなされているらしい。自覚はない。むしろ目覚めは悪くない方で、見ていたであろう夢のことなんてかけらも思い出せない。

図書館で以前借りた本の名前が思い出せなくて、返却済み本のリストが見られたりしないだろうかと気になって調べてみれば、プライバシー保護のために返却後はデータを消しているのだと知った。

午前中、気がつけば寝ていて、昼の呼びかけにも気づかないくらい寝ていて、夢の中で、知らない稽古場にいた。108日に私は京都にいることになっていたのにそれは明日なのに私はまだ東京にいて、明日母と会うために辻褄を合わせなければならなかった、円陣、私はその人の名前を呼んだ、愛称で呼んだ。一度も会ったことのない誰かの名前。細い階段。

暗くて長い道への扉が開かれていて嬉しいだろうか、進むしかないこと、不安しかないこと、専用の窓口に向けて書き溜めて送りかけてやめた、明日まで生き残っている文字だけを放流するつもりでいる。

不安と不安と不安と不安、しようと思っていたことが何一つ進まなかった。