0718

今日も雨。7時には目が覚めたはずだった。頭が動かなかった。体が動かなかった。ようやく動いたときには手遅れで、雨のやむのを見て外に出ると不思議なくらい涼しかった。今年は、春も梅雨も来なかったような気がする。ただ涼しい空気が流れていて、このまま夏が来なければいいのにと想像する。封筒を投函する。仕方がないからコンビニに行って、最近見つけた気に入りの飲み物を買う。家で捨てられないから、駐車場の端に寄りかかって飲む。もう一度店内に入って、ごみ箱に落とす。それから、人の耳に留まらないようにぶつぶつと歌いながら、歩き回る音を録った。知らない言葉のつなぎ方が現れては消えて、体験としてそれなりに小気味よく、でももう再生する気にはならないから消そうと思う。

どこにも行けない気がする。電波は暴力を届けあっても腐らない。

どうしての濁流を遠くから眺めていた。なぜ、どうして、真相は、赤の他人同士が交わし合うそのどれもが、私には恐ろしいもののように思える。本当に悲しかったら、私も同じように理由を知りたがるのだろうか。そうかもしれない。ここ数日、ある友人と連絡がついていない。

 

ひとりでゆっくり雑な食事をしたいと思う日がたまにある。感想も表情もなく、ペースも気にしないで、テレビから流れてくる音の煩わしさからも自由で、ただ質量を体の中に収めるだけの食事をしたい。明日の電車を調べる。明日の言い訳を考える。地球の回転が止まる様子を想像する。昼の国は昼の国、夜の国は夜の国。日照格差は今でもあって、暗いことの危なさは見えなさよりも眠りにあるのではないでしょうか。など