0104

憂鬱は血液に溶け込んで、私の体は動かなくなった。手指が冷たい。歩道橋で光を浴びて、少し歩いて枯れ葉を踏んだ。感情の自給自足が私の大きめの目標で、だから何もかもは形に残らない。何も悪いことはないが、憐れまれはするだろう、あるいは見下されるか、そういうことは思って、食事がうまくできなかった、夜毎にうなされていた(と最近になって隣室の家族から教えられた。悪い経験をさせたと思うが悪いことをしたとは思いづらい)当時に逃げ出した場所のことを思い出したりもする。