0327

日記を書こうと思う。起きてからもの景色を覚えているとき特有の心的負荷、架空の喪失、発生源が普遍ゆえにその穴は誰にでもあって、だから普遍的にその点を攻撃することが可能になってしまうのではないかと思う。今日晴れていたのかが思い出せない。てにをはがうまく使えない。しなければいけないことが山ほどあるのに逆に違うことに手を出してしまう。だから駄目なんだと思う。自分が口にするための言葉を用意することについてもうずっと考えている。おーい。虫除けキャップを交換しました。模試が返却されました。おーい、見てた? そういえば筆箱を買わないといけない。この間髪を切ってもらいながら隣の座席で、お母さんが金魚の目玉吸っちゃったって話をしていたこととか考えたりする。(絶叫)←架空でしかあり得ないもの・三月終わるよ・まばたきをする生き物だということをどのくらいの頻度で思い出すか、それで何かが測れるとでもいうのか。言葉が統合されない。何もかもがぶつ切りで過ぎていく。何ひとつ思考にならない。体だけが重く空虚だ。たった二年でこんなにも恐ろしい状態だ。一回手放してみれば良いと軽々しく口にする人間は自分を含めて信用してはいけない。