0222

せっかくの日なのに、22時22分を見逃したので穴が増えた。せっかくの日だから嘘をつく。

何に急かされているのだろう。してはいけないのではないかと思うようなことが増えた。どうしてだろう。あまり人とは会っていないのに、仕事でも、あまりにも幸いなことにそうした点に対して何かを言われるようなことや思わされるようなことに出会わないのに、規範はゆっくりと近づいてくる。これは架空の規範なのだろうか。言葉を言葉のために使ってはいけないような気がするし、感覚の形を捕まえようとしてはいけない気がするし、主張を持ってはいけないような気がするし、できないことをしてはいけないような気がするし、そういうことを考えてはいけないような気がする。何がいけないのだろう。意味、のあることを、していないことは悪いこと という規範 に捕まってしまったということか、そうかもしれない、お前は今まで何もできなかったね、ということなのか、そうかもしれない、何もできなかったお前が持っているものには意味がないだろう、価値はないだろう、そんなものにかかずらうなんて浅ましい。ということなのかもしれない。浅ましいと思っているのかもしれない。けれど意味を見出そうとしてはいけない。意味を教えようとするものの声に振り返ってはいけない。きっと悪いものに捕まってしまう。私にとってとても悪いものに。