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今日も悲しい。今日も晴れ。起きることができるから大丈夫。声を出すことができるから大丈夫。自分を誇張することはやはり苦手だ。これは誠実さではなく、その反対の怠惰からくる感覚だということは分かっている。話を円滑に進めるための不恰好なはったりで手札は尽きている。何かを書いているとき、詰まったときに何で詰まっているのかを整理して情報から詰めていくことがあるが、自分のことではそうもいかない。目をやれば虚無だけが広がっており、顔を上げれば重力は強い。利用されていると思った方が息がしやすい。この性質を続けていればそう遠くない未来に自分を滅ぼすことになるだろう。私には特に何もない。前がどちらかはもうずっとわからない。そのままピースして笑って写真に写ることができます。だからなんだって言うんだろう。ご飯がおいしいから大丈夫。でも食事の解像度が低いから、不味くないものは全部おいしくて、味があることになって本当はそれ以上のことがわかっていないんじゃないかと思う。今年の目標の一つは食事の解像度を上げること。言語化だろうか。

知人数名が言及していたアニメ作品を見始めた。しなければならないことを投げ出して12話中の3話を見て、昔だったら嫌悪していた感覚に今順方向に向かってしまえること、の意味、感触、を客観視したい。順番が逆かも。嫌悪にせよ好意にせよ、最初に没入できた方が良いに決まっている。できることなら今週末に見切りたいが果たして。