0108

起きる頃には昼間になっていた。今日は晴れ。明日も晴れるらしく、一抹の安堵を覚えた。いっそ、一度死んだことにしてしまいたい。呼吸のように規則的で、警笛や、電話の呼び鈴の音を砕いてさらさらにしたような、それらを足して割って混ぜ合わせたもののような、そういう音が歯を震わせる。懐かしい準備運動をして、それはなんの準備にもならず、少し本を読んで、夜になれば緩やかな腹痛で立ち上がれなくなって、しばらく寝ていた。2ヶ月くらいで、あの曲の振り付けでも覚えてみようか。2ヶ月かけるなら、もっとするべきことは他にあるに違いないのだけれど。