0620

部屋の扉の少し高いところに手をかけて引いたのに特に理由はなかった。意味もなかった。雨の近そうな雲を察知。公園のにぎわい。ハートの形の葉が落ちている。いつの間にか視界を占めているのは名前を知らない花と、百日紅。まだできない返事とか、それでも起きていられるようになって、よかったね。本当にそう思うよ。そういうことを誰かが言う。そうかなあと曖昧に答えたりもする。自分の脚の上に絵を描いた。いつもの子と、目を描いた。ときどき目のあうことがあって悪くないと思った。体を洗ったらいなくなった。明日も描くだろうか。かけたらまた会えるそのことは望みに近い?憂鬱や、不安を、大切に隠すことができるようになったならそのときには?明日は夏至ですね