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淡々と日々は回る。脱色されていく季節にどうにか彩りを押し着せるためにみんな頑張って騒ぐのだと思うと、健気な感じがする。少しだけ作業をする。図書館に行く。本を借りる。帰り道、少し遠回りをすると小学校の周りをぐるりとすることになる、校庭でサンタ帽を被った大人の姿、並んではしゃぐ子どもたちの姿、そういえばそういうレクリエーションがあったなそろそろ二学期の終わる時期かと思えばだからなのか、心臓が潰れそうな気持ちになった。歩く、帰る、また作業をする。最近は作業通話用のアプリを使っていて、ぽつぽつと人がきてくれるので嬉しい。

拙い落書きをたまにする。突然導かれたみたいに、今まで引こうとしたことのなかった線を引くことがある。そういう気のせいと偶然だけで生き延びているような時間がある、これからきっと増えていくのだと思う。

夜、文字を並べたいように並べようとして脳のどこかが焼けるような気分になってそんなこと初めてだった、文字通りにくらくらとしてくらめく意識が熱を持つ、不思議な気分だった、それだけで終わり 季節が過去に流れ去ってそれでは最早区切れなくなった時間が、まったく別のものを目印にして進みはじめることはできるのだろうか、みたいな話。