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今日も空気は生ぬるかった、らしい。今日は一歩も外に出なかった。何をしていたっけ、とても眠たかった。少しだけ卒論の作業をして、今日は読む方の時間が長かったから特に進んだ心地もしない。

うたた寝の中で夢を見た。最近夢では毎回同じ人に会っていると思う。現実に心当たりがある人でないことだけはたしかで、起きたときに一瞬まただ、と思うのだ。

昨日知らない人が勧めていた曲をきいたらうっかりどはまりしてしまったようで、何度もきいてしまっている。今までそこに足を引っ掛ける機会は何度でもあったのだがそのときにはいまいちぴんと来ず、なぜか今それはやってきたようだった。

きらきらしたインクを滑らせて嬉しくなれるならそれほど簡単な幸せもない。小さなメモに使うには線が太すぎて、ちょっとした記号を書くのに使おうと思った。すべては受け売り、知らない無数の顔の受け売りなのだ。