0621

正午ごろに起きた。体は動いたが、気持ちは沈んでいた。外に出た方が良かったのだが、あまり歩ける気がしなくて諦めた。書かないといけないこと、話すために用意しなければいけないことが沢山あるのに、何1つとして進まない。本当のことがないのはいいとして、本当じゃないことすら見当たらなくて途方にくれる。

今日は夏至、そして日食だったらしい。曇っていたから、見にいけなかったことを残念がらなくて良くてほっとした。天体ショーは幻でいい。

時間が進むことにはずっと悲観的でいるけれど、家族で一番最後にお風呂に入ったあとに、浴室に冷水を撒いている時間の1日をたたんでいる感じは好きだと思う。

名前を知っているだけの舞台スタッフさんの文章を読んで、活字にこそ触れなくなったけれど日々文学に囲まれて仕事をしている、といったことが書いてあって、あまりにも素敵な人生だなと思って羨ましい。