0612

晴れた。じめじめ。自室でスーツはもう暑い。エアコンから聞きなれない音がする。予約の本を借りるために明日には返してしまいたい本を開く、たくさん開く。もう強い風は吹かない。結局読み終わりもしない。連日の隠れた寝不足がたたってか、午前中にも一度寝てしまった。目が覚める。何か夢を見ていたような気がするけれど、思い出せない。午後、すこし遅い時間に面接の予定があったから寝るわけにはいかなかった。それでいて、なにをしていたか思い出せない。なにをしていたんだっけ。

夜、夕飯すら終わったあとに、急に頭が痛くなって寝てしまった。強い雨の音で目が覚めた。今度は夢を見ていなかったと思う。なんとかシャワーを浴びる。たとえばそうやってシャワーを浴びたりしているような時、急にそうしていることに飽きてしまうことがあって、どうしようもないから無理やり乗り切るのだけれど、みんなそういうときにはどうしているのだろうと不思議に思う。溜めていた連絡類をようやくだいたい返す。あと2件残っている。どうしてだか溜めてしまう。こんなことは前にもあった気がする。去年の9月くらいなど。あまり思い出せないし、思い出すつもりにもなれない。ところでひさしぶりに、1時間ほどかけて体を伸ばしたり縮めたりした。自分の体が立体であること、ひとまとまりであること、がすこしずつ実感となって立ち上がってきたり、すっといなくなったりするのを面白がる。