0507

朝、起きて、今日は午前を起きていられた、友達にようやく持ちかけることのできた相談が丁寧に戻ってくるので、ありがたくて、返す、時間がかかる。

今日は何ができただろうか。見失いつつある就活の状況を整理し直して絶望をした、祖母から久しぶりに来たラインに返す言葉を探して1時間が過ぎた、小さい窓でも開けていれば部屋は涼しくなる、これまでずっと、冷たい青を好んできた。

何も進まないのにお腹が空いてしまうことが悲しい。まだ健康だと安心することもできるから、やがて曖昧な気分にとどまる。昔から妹が歌うのがものすごく耐えられなくて、気が沈んでいるところに歌が聞こえるとものすごくいらいらしてしまうので、耳にイヤホンを詰めてあるバーチャル個展のアーカイブを開いて落ち着かせる。名前は書かないけれど、とてもよく落ち着くことができる。祭壇という言葉が素敵だなと思う。 https://www.youtube.com/watch?v=2vc_e0AUw9o

 

何かを素敵だということ、それにも少し抵抗があって、指す後ろ指が見えるような錯覚がいつも付きまとっていて、素敵だという言葉を軽率に使う自分も、自分としてそれを好むことに粋がっている感じを見出すもう一人の自分、無意味な自意識、好きなものを何でも好きだと言えるようになりたい、23を手前にしてようやくそんなことを言っている。

 

そういえばきょうは満月だった気がする、と思い出して衝動的にベランダに出たらまっすぐ上で光のかたまりが煌々と照っていて、乱視で定まらない輪郭が青く燃えていて、おもわず目を疑った。いつまでもぴったり重なることのない円形が揺れている。寄りかかるガラスがひんやりとしている。いろいろなことを思い出してすこし泣く。