0318

ざわざわする。身体中が落ち着かない。外は春風、突風の唸り声、ここにないはずの匂いがいくつも通り過ぎていっていっそうざわざわする。電話をするメールをするチャットをする連絡を取る間違える呆れられる直すぐるぐるする、淡々とするべきことをざわつきっぱなしの体でできるわけない。ないですよね。緊張は濃淡を繰り返して、ご飯は頑張って食べている。どうしてだろう。例えば言語じゃないもので思考する人のことを考える。例えば全く知らないものを積み重ねている人のことを。

思い出せること、思い出せないこと、意外と覚えていないこと、大人の書く脚本には覚えているかいないかを問う台詞がよく出てくるなんて本当か嘘かもわからないことを昔は言い合ったものだった、私は多分、遠い舟でいる。いつか誰かをほんの何日か招く。