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様々な電車が遅延していたと聞いた。人が動かして人が乗るのだから色々あるのだということを常に思い出していたいと思った。電車を毎日運転している人はすごいなあ。

客先に行くときはいつも朝から不安で、重苦しい心身を引き摺って移動をして、話し始めるとなぜかとても明るい声音になるのを訝しみつつ、不安な時ほどそれっぽく話せている率の高いような錯覚に悩みつつ、とりあえず無事に終わったことにした。怒られていないので。

どういうわけかビジネス系の連続研修を受けている。取捨選択は時には必要であるが、それが取りこぼすものがあるということ、取りこぼされるものがどのようなものであるのかについてだって知る意味があるし意味がわかる必要すらなくあるのだということを忘れると、残酷なことになるのだなと思った。日常生活に導入することが推奨されないのは、面倒臭い人になるからではない。それが取りこぼすものを取りこぼさない歩き方を稼働していないと残酷になってしまうからだと思った。全身が軋むが、自分が距離を置きたいものと仲良くできそうなものについて考えるのに良い機会なのかもしれない。