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こんなに恵まれていて何がこんなに耐えがたいのだろうか。暴れ出さないことを諦めた体がゆっくりと内側に沈んでいって重たい。人より何周も遅れているので最近になってようやく人と人が会話をするコンテンツの乗り方が分かってきたような気がする。ふくふくとした鳩、杖のおじいさんと背の高いお巡りさん、マックに入る女子高生の実在性、公園ダッシュ、意識をなるべく長距離移動させることが息苦しさを和らげ、没頭がわたしの充足に寄与する液になっている。それらにも時間が必要で、失ったとき本当にどうしたら良いのだろう。きょうは一日中眠たかった。