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朝起きたら喉の痛みが強くなっていた。元旦の高熱の余波なのか、それとは別の異常なのか区別がつかないままもう1月は終わろうとしている。全身隈無く2023年にするための薬をもらおうと耳鼻咽喉科の受付に行く、それから3時間後に受診する。15時の傾き始めた日差しは冬の色ながらに密度が高く、金色に辿り着くまでの危うい彩度が換気のため閉まり切らない自動ドアから覗くとき、世界はとても静かだった。もらった錠剤が大きい。窪みが入っているのは割るためだろうか。小さいものを2錠では駄目だったのだろうか。駄目なのかもしれない。薬のことは何もわからない。今日はとても冷たかった。