1024

翳す木々はまだ硝子の緑、図書館で本を借りる。6月にいくはずだったマウスピースの点検にようやく足を運んで、特に何事もなく、次は破れたときになる。夕方にはひどい眠気がきて、寝ていたら割と割とな夢を見る。起きる。インターネットの人となんだかとても話をした。嬉しかった。目が冴えて眠れなくて、4時になると早起きの予定がある家族のアラームが鳴る。起きて寝て起きると日は高く、私はコートを買いに電車に乗ったけれど、結局コートは買えず、ワンピースと詩集を買った。ワンピースを買ったお店は以前、自分の色と形を教えてもらいに行った人に勧められたお店で、言われること鵜呑みにしてくださいと言われていたことを思い出し、まだ間違えても良いだろうと思ったからそうした。いつまで間違えることが許容されるのか、もうされていないのか、そういうことを考えていたら当たり前のようにおそろしくなって、詩集の柔らかな扉を開けないままで週末が終わってしまいそうになっている。平日の憂鬱、私の体はもう遠く、帰ってくる日があるとすればそれは崩れた時なのだと思うとそれも憂鬱、億劫、どうして人の形をしているのかと思うがそもそも人の形でいることが何かの褒美であると、いつ誰が言ったのか。色々なところで言われているけれど、こればかりは信じてはいけない言説のような気がする、きっと色々なものを損なってしまうから。