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空気は冷たく、気持ちは悲しい。このふたつのことに繋がりなどあってたまるかと思っている。お昼ご飯を食べていたらそれはあまりにも悲しいこと、体は嫌い、実在するというそのことが嫌い、早く煙などになってしまいたい、後悔、そういうことばかり。日記に書くこと、例えばあったことでなくて良いと思っている、したことしなかったこと、聞こえた音のこと、一番覚えている光のこと、思い出した昔のこと。悲しいとき、あまりにもあっさりと死に方のことを考えたりする。そういうときは遺書を書くと良いと思う。それから身辺整理をすると良いと思う。それは死なないためではなく、やり過ごすためでもなく、そういう気持ちを大事にするためのことだと思っている。雨が降っていたような気がする。